山本安志法律事務所 −<離婚・男女問題>掲示板相談−
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タイトル 私見ですが。
投稿日: 2008/07/04(Fri) 09:35
投稿者いちご


> 下のレスに書きましたが、依頼は1審の裁判までで着手金もそこまで含んで支払っています。

・・・とすると、私見ですが、貴方が要求できるのは(認容されるかどうかは別です、が、諦める必要もないので、私なら、とりあえず主張しときます)
@調停分の着手金の仕事に応じた返金分
たぶん・・・一番もめると思います。弁護士側の抗弁として代表的なのは、着手したお金だから返さないよ、ですが、これに対しての勉強方法としては、「加藤新太郎著の弁護士役割論」という本を買って勉強してみて下さい。弁護過誤について、判例も載っています。それから雄松堂(レクシスネクシスジャパン)の弁護士倫理642の懲戒事例から学ぶ10か条も是非買ってください。具体的な懲戒事例が載っています。
A離婚原審着手金は全額返還されていいように思います。
が、これも、たぶん、、、ごちゃごちゃ反論してくると思いますが、たぶん返金してもらえるはずです。
B調停分をとんずらされた慰謝料
委任契約は弁護士からも解除できますが、委任終了時期が貴方に不利な時期だと慰謝料が争えます。家裁で弁護士が出頭したかどうか謄写してください。書記官に尋ねれば手続きは教えてくれます。
C離婚原審委任契約を破棄された慰謝料
たぶんゼロに近いと思います。委任契約は双方から解約できるし、弁護士の代表的抗弁は「信頼関係破綻したから解約」です。何故なら正当な契約解除事由になるからです。ところがこれは、とても便利な抗弁で、狡猾なのになると、弁護士からコミュニケーション阻害するような言動をしかけてきて、信頼関係破綻だから、と、言い出すのもいます。・・・が、ま〜早い話が弁護士に嫌われた、ってだけですけどね。

> 無料相談にも有料相談にも何度も行きました。
> 弁護士協会に連絡して弁護士を紹介して貰い、相談もしてみました。
> それでやっと見つけた弁護士でもこの結果です。

誰に紹介された、、は、全〜〜〜く関係ありません。

> 良い弁護士を探す秘訣をご存じだったら教えてください。
> お願いします。

A弁護士が貴方にとって良い弁護士でも、私にとって良いとは限らないので難しいのですが、
ハッキリ、、、少々きついことを申し上げますが、貴方にも、幾分は原因があるのです。・・・とはいえ、私も最初はわかんなくて、そこそこ、まあまあ(笑)酷い目にもあってきましたので、誰しも同じでしょうけども、私の経験則から申し上げられるとすると(私見です、あくまでも。絶対ではないですので)
一番、大切なのは、
あなた自身が、弁護士を見極める洞察力を持つことだと思います。
+ そこそこ基本的な法的知識。全く基礎的な法的知識もないとなると、あなた自身が弁護士の不適切な言動を判断できないでしょ??
+貴方が相談した弁護士の人柄と、
+仕事に対する誠実さと、
+貴方の事案への熱意(これが一番重要かも)、
+貴方の事案を処理する能力(水準)を、
法律相談の対話をとおして、見極めなくて頼まなくちゃ・・・ダメです。
+ 感謝の言葉+多少のお世辞(笑)。
「ありがとうございます、〜〜気にかけてくださって嬉しく思っています」などなど、なんといっても言葉はタダなんですから、菓子箱より有効です。感謝の言葉を述べると弁護士のモチベーションUPにつながります。弁護士も人の子ですから。
だけど、
+下手に出すぎず、凛としていること。これはとても大切です。
+自分の意向は、きちんと適切に伝えること。
+事案を整理して弁護士に伝えられるようにすること。

弁護士は、さまざまな理由で、、、逃げると言わずに、逃げることは、、あります(笑)。その理由には、弁護士側に責任がある場合と、依頼者側にある場合と、双方どっちもどっち、、というのもあります。
確かに、法律相談だけで、どのような仕事をしてくれるかは、なかなか見抜けるのは難しいものです。ましてや弁護士の仕事というのは頼んでみてはじめてわかったりすることが多いです。
なので、委任するとき、どのような点が争いになりそうで、争点について、どのような主張を展開してくれるのか事件方針を相談しておいたほうがトラブルを防ぐと思います。
委任した後で、こんなはずではなかった、と弁護士が思うときというのは、依頼者側の弁護士への事案の伝え方にも問題がありますし、弁護士側が依頼者に尋ね損ねたという問題点と、両側面の問題点があります。
しかし、依頼者側は、素人なので、ある事実が大したことないだろうとの認識で居て、弁護士に伝えていなかった、と、いうことは、ままあり、案外それが重要だったりする場合もあります。なので、
証拠の取捨選択の問題なども考えると、私は、依頼者側も、そこそこ基礎的な法律知識はあったほうがいいと私は思っていますが、こればっかりは賛否両論あるところです。

性格の不一致というのは、一番やっかいで立証もしずらく手間がかかる問題だと私は思います。
そして弁護士は、時間や手間のかかる案件を嫌がる傾向が、ままあります(違う弁護士もいます)。

若手の独身弁は熱意があって丁寧で謙虚な人が多いように思います。弁護士3年生以下になると、尋問の経験がない弁もいるので、尋問経験のある弁のほうがいいと思います(離婚で性格の不一致なら)。
既婚者よりも、独身男性の方が、深夜まで仕事する弁護士が多いので、書面訂正のやりとりなど、夜、対応してくれますし、事務所にいることが多いので連絡もとりやすいですよ。
既婚者だと家庭があるし、独身よりは早めに帰る人が多いからです。
年配の先生になると記憶がとんでたり、書面が簡素化すぎたり、権威的だったりする人もいるようです(もちろん違う人もいます)

でも、結局、人間関係なので、弁に好かれたほうが得です。


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