山本安志法律事務所 −<離婚・男女問題>掲示板相談−
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タイトル ちょっとハッキリ書きますが・・・
投稿日: 2008/04/01(Tue) 22:57
投稿者まだ妻ですが。


> ここ1週間ほど体調を崩し寝込んでいましたが、まだ妻さんの投稿を読み、
> 少し元気が出てきました。

しっかり心療内科で診察を継続しておくことをおススメします。
愛人への慰謝料請求のとき、有利になります。慰謝料UPに反映する可能性が高いです。精神科より心療内科のほうがいいと思います。


> 私は夫を今でも本当に愛していますので(こんなことをされても?と良く言われますが、こればかりは理屈ではないのです)

お気持ち、よくわかります。
しかし、月子さんは、少し、人の話の聴き方、受け止め方に注意力が足りないところがあるようです。
あのね・・人の内心って意外と、言動に顕れてしまうものです。裁判官は判決を書くとき、書面や尋問などから、心象も含めて評価してしまいます。なので、月子さんが裁判官から、どのように見えているかは、不倫の証拠がないなら、尚の事、破綻主義傾向が強い下級審では判決に影響を及ぼすと私は思います。
例えば、上記の月子さんの書かれた文章を、どのように受け止めて聞くかというのは、いわゆる裁判官の評価=離婚を認めるか否か・・・につながると思います。
つまり「こんなことをされても?」と月子さんに言った人は、月子さんから、いろいろ事情を聞いた会話の続きで「こんなことをされても?」と月子さんに言っている・・・と、私なら、そう受け止めます。
つまり、他人が月子さんに『こんなことをされても?』と聞き返したくなるようなことをする夫・・・だと、月子さん自身が話をしているのだということが、上記文章からは読み取れます。しかし、これは私の月子さんへの評価なので、誰しもが上記月子さんの文章から私と同じことを感じるわけではないのです。裁判官が何を感じて、どう評価するかも、似たような部分があるのです。

> あまり夫のことは悪く思えないのです。
> しかも、色々とだらしの無いところのある人ですが、本当はとても優しい人であることを誰よりも
> 私がわかっているからかもしれません。付き合いが長いので・・・・
> だから悪口となるようなことは書いてもいませんし、

直接、書いてあることだけを裁判官は評価するのでなく、尋問や書面や心象、全ての総合で「みえるもの」も評価しています。

> 私の否はそれはそれで認めています(これがいけないのでしょうか?)

判決文を見ないと答えられません。判決文のどこかに、そうとわかるような記述があるなら、そうでしょう。

> > > このようなことでは、法的安定性も何もなく婚姻制度そのものの崩壊であり、
> > > 危なくて女性は子供を安心して産めません。
> 誤解を招くような書き方をしてしまいましたが、これはあくまでも第三者の司法に対して思っていることで、
> 当事者である夫とは全く別次元の話だと思っています。
> 夫婦の間に正論は存在しないことはよくわかっていますから・・・

私は、月子さんの書いた意味を誤解して書いてはおりません。夫に対して書いたというふうに解釈して私は意見を書いていないのです。まず、ここに月子さんの私の意見の聞き方が正確でない・・という問題点があることにお気づきですか??
上記の月子さんの文章で私が読み取れることは、月子さんは、自分の地裁判決ひとつの結果で「このようなことでは、法的安定性も何もなく婚姻制度そのものの崩壊であり、危なくて女性は子供を安心して産めません」と、論理が飛躍する意見を持つ人だ・・ということです。地裁判決が必ずしも正しいとはいえません。単に、ひとつの評価というだけです。それなのに月子さんは婚姻制度そのものの崩壊・・とまで論理が飛躍しています。この極端な解釈をする性格的な部分を裁判官は見逃さないと私は感じてしまいます。月子さんが気がついていないだけで、裁判官はいろいろな側面を観察した上で判決を書きます。でも、必ずしも裁判官がいつも適切な判決を書くとは限りません。法廷に現れた事実だけが評価の対象だからです。また裁判官も人間なので落ち度がないとはいえないのです。

>
> > > 家庭のためにキャリア、経済的自立を捨てざるを得なかった結果がこれですから・・・・
> > こういう気持ちは、自然と訴訟活動や尋問で顕れます。
> これも夫にではなく、現在の社会情勢を考慮して司法のあり方を問うた時、思ってしまう感情で、
> 夫に対しての感情とは別です。

・・・・・。反論したいお気持ちはわかりますが、夫へ対しての感情と裁判官は判断する可能性のほうが高いです。私は月子さんの訴訟記録をみていないし、尋問も聞いていないので、実際の訴訟で、裁判官が上記一面を私と同様な感じ方をして判決に影響させたかどうかはわかりません。上記の私の意見は、あくまでも月子さんが、この掲示板で書かれた文章から私が読み取れることを書いただけです。

> しかし、このような私の疑問が、ところどころに如実に現れているのかもしれませんね。

私は月子さんの訴訟記録をみていないし、尋問も聞いていないので、実際の訴訟で、裁判官が上記一面を私と同様な感じ方をして判決に影響させたかどうかはわかりません。


> ええ。出していますし、泊りがけで遊びに行ったことは夫も認めており、訴訟中ですが
> 夫自身が我が家へ泊まりに来たことも夫は認めていても駄目なようです。
> それが裁判官の言う「夫婦としての交流がなくなったとしても、すぐに没交渉や敵対的と
> なるわけではない・・・」なんだと思います。
> ちなみに、・・・の後には理由は無く、"だから既に破綻している"と結論付けられています。


なるほどね・・・上記文から私が感じることは、裁判官は結論=離婚させる を決めてから判決を書いているから、そのような理由付けをしているように読めますよ。

> 会社に提出した文章なので客観性は高いものだと思うのですが、
> 夫は「後から人数を減らすことはいくらでも出来るので、
> とりあえず3人ということで提出した」と主張しており、その主張が採用されているようです。

なるほどね、夫の言い分には合理性がありますね。裁判官は、夫の主張なり証言を信用したんでしょうね。それは、月子さんが、この証拠だけを提出して、その証拠の前後を固める証拠や主張をしないから、月子さんの主張が採用されていないのだと私は思いますよ。訴訟記録をみていないので、これは私のあくまでも想像・推測ですが。

> そうだとしたら、何の証拠を出しても意味がなくなってしまう気がするのですが、
> なんだか裁判ってなんなんだろう・・・と思ってしまいます。

そうではありません。月子さんが、この証拠だけを提出して、その証拠の前後を固める証拠や主張をしないから、月子さんの主張が採用されていないのだと私は思いますよ。訴訟記録をみていないので、これは私のあくまでも想像・推測ですが。

> やはり結論先にありき。なのですね。

私の書いている結論を先に決めている・・という意味は、月子さんの書いている上記意味とは異なります。
裁判官は結論をだすまでに、総合的に評価する作業を怠っていない場合は多いですよ(もちろん例外はあります)。
月子さんが、どのような訴訟活動をしたか・・・は、しっかり省みて検討しないと、結論に不満だけを並べていても、控訴審では勝てません。控訴審で勝つためには、それなりの対策を講じなければなりません。
また、裁判官が異なれば、当然、同じ訴訟記録でも、評価が変わることはありますが、原審を維持する傾向があるので、原審訴訟記録の再検討をいたほうがいいと思います。

> しかも裁判官の心証といえば聞こえが良いですが、憶測にしか過ぎない気がしてなりません。

どっちでも同じことです。心象でも憶測でも、言葉が違うだけなので・・・それよりも、自分の訴訟活動を見直して検討することに力を注がず、単語にこだわって不平を仰る月子さんの性格が問題かなと思います(キツイことを申し上げますが控訴審では気がつかずに表現しないよう注意して欲しいと思います)

> これもこのような結果からすると十分ではないのかもしれませんが、しているんですよ。

・・・だから〜〜。これ一つが敗訴した原因じゃないんだってば!


> 現に訴訟前に愛人には内容証明も送っていて、別れてくれれば慰謝料は請求しない・・・とまで
> 言っていて、それを無視されたので、調停まで行っています。


調停なんてしなくても、立証できれば訴えたらいいのに。
夫へ請求するのではなく、愛人に慰謝料請求したほうがいいですよ。不倫を立証することに頑張ったほうがいいです。事後的にであっても、証拠の取り方・・前回ので私、書いたでしょ??やってください。控訴審で勝ちたいなら。


> 自分の至らなかったところへの反省と、夫への思いも述べてきました。

・・・だから、書いても、言葉の通りには裁判官は評価するとは限りません。だから心象形成は大切・・と私は思いますよ。

> そうなんでしょうが、女性が夫と私の居住地に転居してきたことがわかる、住民票の異動日が調停中なんです。
> そして私が握っている不貞の証拠も調停中のもの。
> 絶対にそれよりも前からの関係だと思うのですが、証明しようが無いのです。

???ちょっと上記文では全然わからないのだけど、調停中の不倫日時と、立証できる夫婦の同居最終日は、どのくらいの期間が空いているのですか??その空白の期間が重視されます。
だから、前回の私の意見に「不倫相手に会いに行って、会話を録音したら?」と具体的にいろいろ書いたとおりにしてください。事後的に証拠をとるには愛人自身に話してもらうのを録音すればいいと思いますが。


> すみません。これは、性格の不一致で訴訟を提起すると離婚容認が出る可能性が高いということでしょうか?

書いたとおりです。そこまで飛躍しません。月子さんが不倫が立証できていないと書いてあったので、裁判官としては、有責配偶者の認定をしていないはずです。つまり単なる性格の不一致での破綻と考えて離婚を認容したんじゃないでしょうか、それだと有責性が夫にないことになるから、裁判官としては離婚を認めやすいんじゃないかと思いますが・・という意味で、私は書いたのです。


> 高裁でも裁判官に訴える機会があるのでしょうか?

はい、口頭弁論や、弁論準備に月子さんも行ったほうがいいでしょう。地裁で尋問をしたのであれば、控訴審で尋問することはないことが殆どなので、書面だけでなく、弁論日等の場で、裁判官にお願いしたらいいですよ。

> もう少し感情的になったほうが良いのでしょうか?

何に対して感情的になるかによります。


ところで、ちょっと2つにわけますね。


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